2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたの人生の物語

〜テッド・チャンを先週末見つけ、表題作を少しずつ読む。多分3年越しで探していた本は、年末のブックフェアで山積みとなった姿で発見された。黒い時計の旅からはじまった今年の小説は、これを読むためのものだったのか、と読み終えたくない気分がそうつぶ…

ゆめみの

という私鉄駅はあるかどうか。半島を出よをよみおえる。いつのころからか村上龍の小説は殺戮描写のみが夢見のようだ。ゆめみのみが小説の全てでないにしろ、わたしにとってはそれが読書の原体験。年末にむけての読書は常に逃避ということかもしれない、本を…

北杜夫

楡家の人々をよみおえる。よみおえるだろうと思って、各駅停車にのって、天満橋の手前でよみおえる。ああ、そうか、町田康も阿部和重も北杜夫の末裔だった。船乗りくぷくぷの冒険やぼくのおじさんを読んでいた小学生のわたしに、楡家の人々をすすめたのは、…

11月で曇りで

赤信号が相変わらず、きれいだ。マキリが新鮮だった。スカイクロラと似た読後感。モチーフの選び方に心惹かれているのかもしれない。デッドマン、銀河鉄道の夜、ジョジョイタリア編。算法少女。9マイルは遠過ぎる。八日目の蝉。これで52冊。今年の目標を…