2008-01-01から1年間の記事一覧

父の病院で日中を過ごした。歩く力が落ちていた。痛そうな顔してるなあ、とおもったら、たちまち異臭が漂い、大便をしていた。本間と自分一人で鉛筆で書いた。満男、はだいぶ誤魔化した。 これらが自分のことなのか父のことなのか、あいまいになっている。 …

プロジェクトは蒸発した。原因は見積もりミスに間違いない、が、では受注の時点で正確な見積もりが立っていれば、そもそも受注もなかったよな、と孫請けの社員は思う。 製造業ほぼ全滅の年末。金融・証券、のそれもインフラストラクチャ回りに転身との方針が…

普遍に

普遍になりたい。というか今のこれ、この有様を、このまま理解してほしい、抱きしめてほしい、いやほめられたい。そういうさもしい了見を携帯プレイヤーで武装した僕を始めとした面々も、もやにかすんだビルすれすれの朝日が大川に散り散りに照り返す赤い光…

こわくて

甘い酒が好き。今はチンザノの赤が。頭がくらくらして何にも考えられなくなる。 煙草が好き。ここにいるのがいたたまれなくなって逃げ出すのに必要。おどおどして、つらみをつもらせて、サラリーマン続けることも、慣れたかと思った、思ってたけど、やっぱり…

12月から再び大阪。 技術要素もプロジェクト運営もビジネスの切盛りも、何もかもこんがらがっていて、いらちには向かない現場。時間が解決、する? 4回目のチャレンジで悪人〜吉田修一を読了。なんか目茶苦茶おもしろかった。世の中に小説があることの幸せ…

Yeah!

今年の目標150km達成@こもれび山崎温水プール。 ああ、ひさしぶりにおだやかな顔をしているわたし。

One More Blue Day Dream

プロジェクト破綻。再び鎌倉で棚卸しと仕切り直し。回りは異国の歌に満つ。いじめか?これは。 たとえば、空売りで利鞘を稼いだどこかのディーラーやカンパニーに、100万分の1だけ怒りを向けられるかというと、それはとても難しい。 また、この比喩はプロジ…

魔法

ポニョが最後に使った魔法はそうすけのところにもどるため、水の上を走ること。最後から2番目に使った魔法は、泣いている赤ちゃんをあやすため、水の上をそうすけの船から赤ちゃんの船まで走ったこと。 泣いている赤ちゃんが笑ったのは、魔法ではなく、それ…

代理の人生

どうにもやりきれなくなり20時に上がって、梅田の歩道橋で缶チューハイ。阪神側に降り、肩いからせ歩いていると、父母祖母の垂心で右往左往する幼児が両手をひろげ笑い転げている。 ふと緊張がほどけ、同時に21世紀になってなお代理の人生を生きる自分に暗澹…

風邪。泳がず映画梯子。 崖の上のポニョ。ルーリード/ベルリン。薄々知ってたけど、五歳男児が主人公。何回か発狂しそうになる。 加藤茶似のルーにバランスとってもらう。

再生、反復

この十年で一番映画を見る秋。順にグーグーだって猫である、東京ソナタ、パコと魔法の絵本、アキレスと亀。すべてが再生の映画。もしくは、再生という主題を見出しうる映画を選んでいる私。ラテン語系の"re"は、日本語の「変わる」に近いのだろうか。"再"生…

ひとかど

昨日泳いだ140kmまできた。午前中休んで病院にいった薬が減った。日経の号外もらった。堂島でやまだないとを買った大阪駅の喫茶店で読んだ。 わあなにもかもうっそくっせ。 スペイン語の単語帳に目を落とす。cuerpo cara cabello..からだ、かお、かみ。。

頭で感動すること

宝塚線新三田行先頭車両。ビーシティーボーイズのカズンオブデスをかけ津軽三味線のようなギターに心流され、尼崎と塚口の間、線路脇にまばらに咲く曼珠沙華を見る。 昨夜、新日曜美術館では内藤礼が、茶室におぼろおぼろしたオブジェを吊していたけれど、そ…

ひとのよの

ひとのよの ものがたりは それとはとおくはなれたところで おわる なんどもおわる おわれない

ノスタルヒア

札幌のゴミ収集車は3人一組で動く。真ん中にわたしのような新人(派遣派遣派遣位されてここにいる)が座り、左側はベテランが発進、合流、右左折の際の左方の確認をする。その掛け声が独特だった。 おらーいひ。というのだ。最後の「ひ」は軽く添えるだけ。私…

父を見舞い、会社で庶務作業し、久し振りに1.6K泳ぎ、それから梅田で映画。ドラゴンキングダム。予想どおり二人のJが動いているだけで泣く。おろおろ泣く。それから女優にうっとりする。敵も味方もどっちも素敵、素敵過ぎる。 音楽は引き続きHASYMO、ほとん…

暇つぶし人生

大阪に戻り、見えないスケジュール、部下の不満、マネージャーの涙目と恫喝、三人一組―一人は私を身内扱い、一人は数値だけを追い、一人は上長だが経験が浅い―の管理体制の巧妙さに舌を巻く。 水曜日、まんまと管理され、きりきり働き、やっと定時に出、父の…

夏が終わる

母が入院した次の朝、駅への道で、家族連れとすれ違いました。 女児が「ここ、みやのきぃ」と何度も叫んで笑い転げていました。 行き違ったところで道沿いにお好み焼き屋があることに気付きました。 女児は、おこのみやき、と言いたくて、言えなくて笑い転げ…

締め出し

最後の出勤日に入門申請が出ていないと締め出しを食う。 大雨の予報。今日のうちに枚方に戻れるかなあ。 ¶無事に帰京。京阪特急。 闘いは第二ラウンドに突入。

雨の月曜日

歩いて出勤する。 長袖の左袖はびしゃびしゃだ。昨夜の地下鉄(SASのロゴ一色だった)からヘビーローテーションのHASYMOを聞き、円環の閉じるイメージとともに藤沢から鎌倉へ。追憶の恋と嫉妬と悔恨。加えることの曇天と水飛沫。 これがこのまま、かみのでこん…

この週末

母の退院。父の見舞。妹達とのmailのやりとり。 ビール飲んで新幹線。 リアルのゆくえ〜大塚英志、東浩紀 父の姿に意味を見とる、ことの嘘臭さ。母や妹達に見取った意味を説明するうちにその解釈がますます本当になってゆくこと。が、私にとって、確かなのは…

昨夜のバスで移動。 深夜の横浜天理ビル前も早朝の京都駅も沢山の若者、夏休み。その姿が遠い。 おーい、おーい。いったいどこに行くんだい。

SOSタクシー

9時まで仕事だった。 こもれびプールで15分泳いだ。大船まで歩いた。踏切を渡ったあと、緊急ライトを点したタクシーとすれ違った。 行灯に赤いSOSの文字が明滅していたのだ。

おかん、たおれよった

予定通り、といいたくなるほどの律義さで、母親が入院した。自分の足でタクシーに乗って、救急病院にいったのだから、倒れた、は正確ではないが、一事が万事おおげさな関西弁としては、こう表明しておくのがよかろう。 胆石、胆嚢炎。全摘術式が必要とのこと…

チェホフよ

小さなことが悪い方にといくつか続き、半日でまた暴力的自分に戻っている泣きそうになる。客先では他人のカードがなければトイレにも出れず、昼休み、誰かに電話して開けてもらおうとぷいと外に出て、昨日から気になっていた保険会社への連絡を取る。 私が死…

水曜日 8/6 盆のスケジュールになり、いったん、大阪に戻る。7,8,11,12と大阪のお客さん先で作業し、お盆明け18日からまた神奈川。豪雨の影響で新幹線遅れ、新横浜のホームで同行者とビール飲む。 異常に性欲が亢進し、リクライニングシートで悶々としながら…

週末。父が車椅子に座っていたことがめずらしく。相変わらず、彼のはいとうんと首を縦に振ったり横に振ったりすることの意味はわからず。 「もーにー」と「もういい」の音便らしき発話は不快感の表明。きっと。2時間のチューブでの食事中、リハビリもかねて…

横浜。深夜バス。無暗と眠い。 母は今日、次の病院の下見にいった。苦手なバスに30分、そこから国道沿いの狭い歩道を歩く。彼女には過酷な環境。 体力勝負の夏。

バスがゆく

どうした按配でそうなったのか。バスの先頭に座り久し振りにfire waltzを聞いていると嵐のようにネガティブが襲う。 多分、高校の頃から今までのどこかで僕は終わっていて、あるいはだんだんに終わっていって、今ここにあるのは、慣性で残った残映だ。うつむ…

朝 歩きながら、いつも通る高校に目がとまる。台地の上までなんどか折れて続くコンクリの階段を覆い隠し、敷地からこぼれそうな木々。こんもり、と字で書いたようなロケーションだ。 うわあ何もかもやりなおしてえ。 後ろを向く。