勤め先で怒鳴り声を聞く。 自分にも関連していることなので、無視できない。うーん、うーん、と思いながら怒鳴り声の現場に身体を運ぶ。 怒っている人は少しバイアスをかけて怒っている。吐き出される言葉は全て正論だ。というか自分が正論しかいえない状況…

これで5回目の稽古。 久しぶりにみるシーンの表現が見違えるほど良くなっていて参る。演出という作業は人の身体の中に言葉が残ることを信じて行うものだけれど、せっかちな演出家はその場で何かを残したくなる。（その場で変わっていくことはとても楽しいけ…

特集「日本一の「手みやげ」はどれだ!?」を読むために買ったBRUTUSに田中みん、が載っている。改めて舞踊家を写真に取ったときのステロタイプというものがあるように感じ、その感じが何から来るのかを考える。 視線 指先のこわばり 背中の曲がり そういう外…

人がキスしているところをみる。キスというよりは、ちゅー？ キスをしたいと思う。これまでに感じた唇の感覚を思い出すが、その感覚が今この唇にあるのか目の前の二人の場所にあるのか、それとも全然別の場所にあるのか、わからないもどかしさを感じる。 肉…

夕方からバレエのレッスンに参加。 絵本をもとにしたオリジナルバレエを発表する。その演出サポート。発表まで後一月半、振り付けが3分の2くらい完成した状態。 まずは振付けで手一杯になっている人たちに何を伝えるべきか。迷う。ひとまず手、特に指先を、…

昨年からお付き合いしている視覚障害者と晴眼者混交の「朗読劇団」のリーディングを聞く。といっても、暗記している人、大きな字の台本を食い入るように見る人、普通の台本を読む人と、朗読といってもいろいろな幅がある。 演目は詩と歌の歌詞。 メロディ。 …

酒を飲む。その他の雑種丸２を飲み、その後に発泡酒。それからビール。完全に順番を間違えている。 ビールに移ったところでここを思い出す。開いてみる。amiさんからのコメントに不意打ちを受ける。 酒を飲んでいての不意打ちはきつい。何かを取り戻せなくな…

ひとつきほど前のこと。 札幌市にある植物園に差し掛かる横断歩道を手前で待っていたら前方に自転車にのった中年女性がいた。植物園のフェンスからはみ出した草木の葉を手前に引き寄せ、匂いをかいで、「はあ」と信号一つ隔てた私に届くほどの大声でため息（…

去る7/2、鬱病の友人が自死して、それから「煉獄」の生活を送る。といってこれまでが地獄だったという意味ではなく。罰なしの救済、救いなしの祈り。そういう状態のことを思う。救われたい、という強い気持ちがあって、片方で救いなどないのだという認識を捨…

前回の記録から一年以上が過ぎていた。 編集画面もぜんぜん変わっていて驚く。はまぞうってなんだ？ Fotolifeってなんだ？（photoではなくて？）今日の札幌は暑い。 おいおい試行することになるが、再び生のままの言葉と遊ぶことになるかもしれない。ああ、…

(2007/5/6、札幌からの引越しの際見つけた日記から転載)日本語で書く。Hが自死した。 朝８時半ごろ社につき、デスクワーク。１３時ごろH社長出社。様々話す。１８時ごろHの携帯からTEL。Mちゃん。 「Hさん死んじゃった」すぐに野幌へ。途中、I、A、Hに連絡。…