hommam2006-09-30

昼からうそっぷの会。10月の盲人文化祭の構成をあらかた決める。悩む。苦しむ。何とか決める。発表に向け、メンバーのテンションがぐうと上がってきている。助かる。私ときたら、ちいともテンションがあがらず、朝から、のらりくらりと、本来ならきちんとかんがえなければならない構成案作成もさぼり気味に稽古にむかっているのである。メンバーの意欲のおかげですっきりしまった構成が完成する。うし。

仲間が増えて、もっともっと、ゆとりのある会になって、来年の十周年を迎えられればいい。

その後、仕事。送らねばならない荷が間に合わず、厚別のヤマト札幌集荷センターまでもって行く。土曜の20時半。大谷地の12号線やトラックベースの淡い明かりや申し訳程度に受け付けに飾られた地方発送梅干の見本やらに立て続けに心みだされて、のろのろと帰る。大谷地駅から地下鉄に乗る。途中乗ってきた父子が車両最後尾の窓の前にたつ。男の子は背がとどかず「おとーさん・おぶう」とリクエストする。父は分厚い本を読んでいたが、読書をつづけたまま、彼をだっこし、窓の外をみせてやる。ときどき、子供のトレーナーで顔をぬぐう。真っ黒な外を子供は熱心に見ている。南郷何丁目だかで、親子は降り、本がファイナルファンタジーの攻略本だったことが判明する。しまりつつあるドアの向こうで、男の子は車掌にむかって元気な声で「ばい・ばーい」と手を振った。そうですか。君もですか。