土曜夜

11時まで寝ていた。樟葉図書館に行き、本を借り、天満橋駅スターバックスで聞き逃したスペイン語の再放送を聴き、会社。PGRと格闘し、部下の相談に乗り、リスケジュールした進捗管理票を作成し、メールを3通送信し、退社。会社を出たところで、母親の胸の下に仰向きに抱かれた赤ん坊といきかう。毛糸の帽子の横から小さな手が唐突に伸び、鉛筆のような指が空を指す。何事かとそちらを見れば、真っ白い月。全身の骨が砕けるかのごとき衝撃。子供のいない世界にいきたいと思わなくもない。