朝、身体が布団袋のように重くて、午前休。
昼の京阪特急で出社。
車中、アメリカの鱒釣りを読む。メッセージとアメリカの鱒釣りテロリストに描かれた秋が、あんまりリアル過ぎて、もう読み進められない。
リアリティの領域でも、はや、秋。

一日、ぼっとし、かつ、いらいらし、どうも十二指腸潰瘍の再発ではないか、と思い至る。血が抜けているのだ。

さっさと帰宅し、早々に横になり、散発的に読書。集中できない。やはり。

ブローティガンと一緒に借りた藤本和子のペルーからきた私の娘を読んで、また胸しめつけられる。病原性感傷癖。


ああ、それから、今週号のべるぜバブのことを記録しておきたい。田村隆平が化けたかもしれない。
前半の男鹿のけんかシーン(夜のアクションを静止画で構成)、中盤の省略(増えているタオル)、ラスト見開き、背中姿の男鹿。見事に序破急
321ページのスチル―寸留めされた拳を眼前にした男鹿の表情には唐突にも感じられるポップなトーンが施される―がラストの後ろ姿への暗示になっている。すごい。