なんだろうあれは

昼休み、川の回りをぐるり歩いて、なんだろうこれは。返し忘れていた本が一冊出てきたようなこの気持ちは。

精神が少し持ち直し、TODOリストやWBSが書けるようになってきたこの矢先、目の前の堂島川の水面のような、鈍い色、重くて軽く、光をまき散らすおのが胸のつっかえは?

ああ変わらず生活が分からない。煙草が700円に値上がりしたら破裂する毎日の出納帳が生活か?風に空に雲に、独り言するのが?手ぶらで出た昼休み、手ぶらでどこまで行けるだろうか、と思い付く。その思い付きとぴったりの何かこそ生活か。

川沿いの喫煙エリアで丁寧に上着をたたむ女の煙。
変わらずそうした情景にあこがれる私は。なんだあれは。なんだそれは。